ご挨拶
公益社団法人日本植物学会第89回大会(福岡大会)が、2025年9月18日(木)から20日(土)までの日程で、福岡市の福岡国際会議場にて完全オンサイト形式で開催されます。福岡での大会開催は29年ぶりになります。本大会は、例年通り一般口頭発表・ポスター発表の他、シンポジウム・受賞講演・ランチョンセミナー・高校生ポスター発表等を予定しています。また学会最終日の9月20日(土)には高校生も対象とした公開シンポジウム「日本の野生植物はおもしろい〜その進化の謎に挑む〜」を企画しており、学会を通じて次世代の研究者育成に貢献したいと考えています。
本大会は、学会本部からの多大なご支援により、福岡国際会議場で開催する運びとなりました。福岡国際会議場は福岡市の中心部に位置しており、多くのホテルがある博多・天神エリアから会場までバスで10~15分とアクセス環境に優れています。大会2日目の9月19日(金)の夜には、大会会場から渡り廊下1本で移動できる福岡サンパレスにて懇親会(研究交流会)を開催します。プログラムをはじめとする詳細な情報は、ホームページやX(旧twitter)を活用して周知して参ります。植物学会年会は、それぞれの専門分野に関する深い議論ができると同時に、分子・個体・生態という様々な階層での研究にも触れることができる貴重な機会であると思います。多くの方に参加していただき、「思う存分に研究を語れる」学会となるように準備を進めていく所存です。
福岡は、都心から少し離れただけで、美しい海や山に囲まれた自然が広がり、情緒ある歴史的な景観が楽しめる、コンパクトさが魅力の都市です。海の幸に恵まれていることはもちろん、野菜や果物などの農作物も豊富で、食の宝庫という一面もあります。参加された方々の思い出に残り、福岡に来て良かったと思われるような年会したいと考えています。できるだけ多くの日本植物学会会員の皆様に本大会にご参加・ご協力頂きますことを、大会実行委員会一同、心よりお願い申し上げます。 それでは、9月の福岡でお会いできることを、楽しみにしております。

2025年1月7日
公益社団法人日本植物学会第89回大会
大会会長 祢冝淳太郎